施設園芸・植物工場展2018(GPEC)がいよいよ始動いたします。GPECは、施設園芸・植物工場に特化した我が国唯一の専門展示会で、今回は第5回目を迎えます。今や「GPEC」という名称は、ほとんどの関係者に知れ渡っております。
施設園芸の設置面積は、1999年の53,000haの最高値を境に徐々に減少し、2014年には43,000haまで約20%も減少しています。経営者の老齢化や災害などを機にやめる生産者も増えております。しかし、この間の生産量の減少は見られておりません。これは単位面積あたりの生産量が20%以上増加しているためです。各種センサーが低コストで利用できるようになり、生産環境の見える化が進み、データに基づくよりよい環境づくりができるようになった結果だと思われます。今後はさらにAIを利用した統合環境制御技術が飛躍的に進歩するものと思われます。栽培環境の制御が自動化されれば、面積あたりの生産量を現在の2〜3倍にすることは、そんなに難しいことではありません。GPECはそのような先進技術を学ぶ場としても重要な機会となるでしょう。
GPECは、2年に一度、農閑期である7月に、アクセスのよい東京ビッグサイトで開催することを決めて出発しております。私たちは、来場者の主体は「この産業を支える生産者である」ことを自覚し、来場されたすべての方が、必ず何がしかのヒントをお持ち帰りいただける展示会となることを願って、主催者展示や多彩なセミナーなどの企画をしてきました。その結果、生産者を中心にほんとうに多くの方々が全国から来場され、大きな満足感が得られたと評価されております。もちろん、生産者と企業、企業同士の商談もさかんになされ、展示に参加された企業等の皆様からも非常に高い評価を頂いております。
以上の姿勢は今回の展示会でも継承されます。私たちも前回を更に上回る来場者数を目指して始動しております。開催までに複数回発行される「GPEC NEWS」等を通じて、展示会の詳細を紹介し、全国から仲間を誘って来場していただけるように最大限の努力を払う所存であります。関係企業等の皆様におかれましても、ぜひこの展示会に出展され、私たちと一緒にこの展示会を盛り上げるためのご意見、ご注文をお寄せいただけたらと存じます。
丸尾 達委員長 |
千葉大学大学院 園芸学研究科 教授 |
大山 寛副委員長 |
全国野菜園芸技術研究会 会長 |
大出 祐造 | (株)誠和。 代表取締役社長 |
安井 一郎 | AGCグリーンテック(株) 代表取締役社長 |
柿沼 秀明 | 渡辺パイプ(株) 取締役 グリーン事業部長 |
久米 寛二 | イノチオアグリ(株) 専務取締役 営業本部長 |
福田 晴久 | ネポン(株) 代表取締役社長 |
細野 浩司 | 全国農業協同組合連合会 生産資材部 園芸資材課 課長 |
伊藤 一貴 | カネコ種苗(株) 常務取締役 |
五十嵐 武彦 | サンキンB&G(株) 取締役 農芸事業部長 |
川西 裕康 | トヨタネ(株) 代表取締役社長 |
津川 修一 | (株)大仙 取締役 関西支社長 |
茂木 実時 | 東都興業(株) 専務取締役 営業本部長 |
有光 大幸 | 有光工業(株) 常務取締役 |
中村 謙治 | エスペックミック(株) 環境モニタリング事業部長 |
久保田 光昭 | アキレス(株) 農業資材販売部長 |
今村 和貴 | クボタアグリサービス(株) 取締役 部長 |
坪田 吉啓 | (株)サカタのタネ 資材統括部長 |
丸 裕彦 | タキロンシーアイ(株) 取締役 兼 専務執行役員 |
吉田 昌美 | トキタ種苗(株) 取締役 開発普及室長 |
島田 玄一郎 | パナソニック(株) 渉外本部 渉外部 部長 |
古田 幹雄 | フルタ電機(株) 最高顧問 |
相馬 厚司 | ヤンマー(株) 東京支社企画室専任部長 |
狩野 光博 | 三菱ケミカルアグリドリーム(株) 取締役社長 |
林 真紀夫 | 東海大学 名誉教授 |
高市 益行 | 農研機構 野菜・花き研究部門 企画管理部長 |