施設園芸・植物工場展2022(GPEC)がいよいよ始動いたします。本展は施設園芸・植物工場に特化したわが国唯一の専門展示会として、今回で第7回目を迎えます。会場は、これまで開催してきた東京ビッグサイトに戻って、四年ぶりの開催となります。
現在、生産者の高齢化が進む中で、施設園芸面積は減少傾向にあり、また近年、台風や集中豪雨などの気象災害が多発しております。また、昨年来の新型コロナウイルス感染症も、農産物の消費や生産・流通・加工等の全ての領域で大きな影響を及ぼしております。
こうした状況の中で、2021年7月に愛知県国際展示場において開催した「GPEC in愛知」では、東海地域の農業者を中心に、施設園芸に関係する多くの皆様のご来場をいただき、期待以上の盛り上がりとなりました。
特に、発展の著しいロボット、AI、IoT等の新技術を導入したスマート農業の展開は、施設園芸においても、植物生産を最適化する環境制御、養液栽培システムの開発・普及が進むとともに、データ活用の利便性をより高めていくための先進的なシステムや効率的な利用環境の整備等へと一層の発展を遂げています。また、SDGsへの意識の高まりや農林水産省のみどりの食料システム戦略など、生産と環境の調和が大きな方向となる中で、これらに関係する技術への関心も非常に高まりつつあります。
GPEC2022は、「持続可能でステキな未来型農業へ!」をテーマに、こうした新技術の導入により、地球環境を意識しつつ、面積当たりの生産量の大幅な増加や省エネ・省力化の実現を考えている皆様に向けて、まさに先進な考え方や技術を学ぶ場として絶好の機会を提供するものです。
また、GPEC2022は、農閑期である7月に開催しております。これは、来場者の主体は「この産業を支える生産者である」ことを肝に銘じ、来場されたすべての方が、必ず何らかのヒントをお持ち帰りいただける展示会となることを願って、主催者展示や多彩なセミナーなどを企画してまいりました。その結果、全国の生産者の皆様はもとより、生産者と企業、企業同士の商談も盛んに行われ、展示に参加された企業の皆様にも非常に高い評価をいただいております。
東京に戻って開催するGPEC2022でも継承され、全国の農業者の皆様に大変期待していただける内容の取り組みになるものと考えています。開催までに複数回発行される「GPEC NEWS」等を通じて、展示会の詳細を紹介し、全国から仲間を誘って来場していただけるように最大限の努力を払う所存であります。
関係企業および機関・団体の皆様におかれましては、ぜひGPEC2022にご出展いただき、皆様の新たな技術、製品を積極的にPRされ、新しい日本農業の明日を導くものとして寄与されることを期待しております。
丸尾 達委員長 |
公益財団法人園芸植物育種研究所 理事長・所長 |
大出 祐造 | (株)誠和。 取締役会長 |
安井 一郎 | AGCグリーンテック(株) 会長 |
福田 晴久 | ネポン(株) 代表取締役社長 |
三浦 慎一 | トヨタネ(株) 取締役 執行役員 |
五十嵐 武彦 | サンキンB&G(株) 取締役 農芸事業部 事業部長 |
小嶋 康広 | 渡辺パイプ(株) 執行役員 グリーン事業部長 |
金井 敏樹 | カネコ種苗(株) 顧問 |
河合 雅孝 | イノチオアグリ(株) 執行役員 営業本部長 |
篠原 温 | 千葉大学 名誉教授 |
渋谷 忠宏 | 全国野菜園芸技術研究会 会長 |
津川 修一 | (株)大仙 常務取締役 営業事業部長 |
小堀 武光 | 東都興業(株) 常務取締役 営業本部長 |
渡辺 正徳 | 全国農業協同組合連合会 耕種資材部 資材課長 |
久保田 光昭 | アキレス(株) 農業資材販売部 部長 |
近藤 了裕 | (株)サカタのタネ ソリューション統括部 部長 |
大賀 泰光 | タキロンシーアイ(株) アグリ事業部 事業部長 |
古田 幹雄 | フルタ電機(株) 最高顧問 |
福嶋 正人 | ヤンマーアグリ(株) 経営企画部 専任部長 |
狩野 光博 | 三菱ケミカルアグリドリーム(株) 取締役社長 |
林 真紀夫 | 東海大学 名誉教授 |
有光 大幸 | 有光工業(株) 常務取締役 |
中村 謙治 | エスペックミック(株) アグリ事業部 本部長 |
増澤 佳浩 | クボタアグリサービス(株) 農業施設部 部長補佐 |
高山 弘太郎 | 豊橋技術科学大学大学院工学研究科 教授 |
東出 忠桐 | 農研機構 野菜・花き研究部門 研究推進部長 |